
日本人が英語を学ぶ際に難しい「単数形」と「複数形」
日本人が英語を学ぶ際に難しい点の一つに、単数形と複数形の使い分けがあります。英語では a book(1冊の本)、two books(2冊の本)のように、2つ以上になると "s" をつけるのが基本です。
では、私たちが普段何気なく使っている外来語 「ソックス」「タコス」「ビブス」 はどうでしょうか? これらの単語は、通常2つ以上で使うことが多いため、日本人は最初から複数形で覚えてしまいがちです。
しかし、実際には単数形も存在します。
靴下が片方だけなら a sock(ソック)
タコスを1つだけ注文するなら a taco(タコ)
ビブス(ゼッケン)も1枚なら a bib(ビブ)
例えば、写真のように女の子が片方の靴下だけを履こうとしている場合、正しい英語表現は
➡ She is putting on a sock.
また、メキシコ料理のタコスを1つだけ注文するなら
➡ Can I have a taco?
スポーツで使うビブスも同じで、1枚だけなら
➡ I need to wear a bib.
「シューズ」と「スニーカー」の違い
ちなみに、「シューズ」 は片方なら a shoe(シュー) ですが、「スニーカー」 は逆に、片方なら a sneaker(スニーカー)、両方なら a pair of sneakers(スニーカーズ) となり、"s" をつけて発音します。私たちは「シューズ」を複数形で覚えている一方で、「スニーカー」は単数形で覚えてしまっているんですね。
皆さんも、「スリッパ」や「パンツ」の場合はどうなるのか、ぜひ考えてみてください!
まとめ
日本語での会話では、単数・複数をそこまで意識する必要はありません。しかし、英語を学習するなら、この違いをしっかり理解しておくと、より正確な英語が話せるようになりますね!

En-Joy English
校長 ジョージ赤阪
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